サイバーダーク・インパクト考察②

せっかく「サイバーダーク」ってタイトル名がついてるわけだし、今回はサイバーダークシリーズの考察を行いたいと思う。

「サイバーダークホーン」から

//////////////// ｻｲﾊﾞｰﾀﾞｰｸ･ﾎｰﾝ
闇･機械族･☆4
ATK/800 DEF/800
【効果】このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル３以下のドラゴン族モンスター１体を選択してこのカードに装備カード扱いとして装備し、その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をアップする。このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりに装備したモンスターを破壊する。
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基本、墓地にあるドラゴン族(レベル３以下)を装備。コノカードは攻撃力が守備力を上回った分だけダメージ(以下この効果を「トランプル」と命名)。
ここで確認。レベル３以下のドラゴン族で代表的なカードは「ドル・ドラ」と「仮面竜」あたり、恐らくレベル３以下のドラゴンの中では１、２位を争う攻撃力だ。そのほかにも「アームド・ドラゴンLv3」、「ベビードラゴン」、「軍隊竜」等など。

話は元に戻り「サイバーダークホーン」の考察。トランプル持ち、ドラゴン装備状態で2000オーバーの攻撃力。レベル３のコノカードにしては、中々に優秀な能力。ただ、ドラゴン装備状態でなければ、ダメージはおろか、このカードが破壊されてしまう。糞モンスターに成り下がる。

次、「サイバーダークエッジ」。
//////////////// ｻｲﾊﾞｰ･ﾀﾞｰｸ･ｴｯｼﾞ闇･機械族･☆4
ATK/800 DEF/800
【効果】このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル３以下のドラゴン族モンスター１体を選択してこのカードに装備カード扱いとして装備し、その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をアップする。このカードは相手プレイヤーを直接攻撃する事ができる。その場合、このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ半分になる。このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりに装備したモンスターを破壊する。 ////////////////
能力のおかげで、約１０００ぐらいのダメージが見込める。素でダイレクトできる部類では最高ランク。ただ、ドラゴンがいなければ「人造人間」以下。

次、「サイバーダークキール」。
//////////////// ｻｲﾊﾞｰ･ﾀﾞｰｸ･ｷｰﾙ
闇･機械族･☆4
ATK/800 DEF/800
【効果】このカードが召喚に成功した時、自分の墓地に存在するレベル３以下のドラゴン族モンスター１体を選択してこのカードに装備カード扱いとして装備し、その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をアップする。このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した時、相手ライフに３００ポイントダメージを与える。このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりに装備したモンスターを破壊する。 ////////////////
この手の能力が弱いというのは、「雷降王ハモン」で実証済み。この三匹の中で一番使えない。

最後、「サイバーダーク・ドラゴン」。
//////////////// 鎧黒竜-ｻｲﾊﾞｰ･ﾀﾞｰｸ･ﾄﾞﾗｺﾞﾝ
闇･機械族･☆8
ATK/1000 DEF/1000
【融合･効果】「サイバー・ダーク・ホーン」＋「サイバー・ダーク・エッジ」＋「サイバー・ダーク・キール」このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。このカードが特殊召喚に成功した時、自分の墓地に存在するドラゴン族モンスター１体を選択してこのカードに装備カード扱いとして装備し、その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をアップする。自分の墓地のモンスターカード１枚につき、このカードの攻撃力は１００ポイントアップする。このカードが戦闘によって破壊される場合、代わりに装備したモンスターを破壊する。 ////////////////
なにげに「未来融合」→「オーバーロードフュージョン」で出せる。でもそれをやるなら「キメラ･ティック･オーバードラゴン」を出せばいいじゃん！
というのは秘密。比べてはいけない。あれは別格なのだ。

一通りこいつらを評価してみたのだが、一つ不思議に思うことがある。それは、そもそもこのパックにレベル３以下のドラゴンやドラゴンの上位種とでも言うべき優秀なドラゴンが存在していないということだ。最初に紹介した３匹は、召喚する前にあらかじめ墓地にドラゴンを落としておかなければいけないし･･･。ただ、つけたとしても装備品だから簡単に破壊されてしまう。裏表示になっても「the end」だ。頑張って出した「サイバーダークドラゴン」も「サイクロン」一枚でその勢いが衰えてしまうのだ。あまりにもヒンジャクスギル･･･。

恐らくは「サイバーダーク」シリーズ主体で出したはずのパックであったが、所詮は前のパックに存在する「キメラ･ティック･オーバー･ドラゴン」のインパクトに負けてしまうという、なんとも皮肉な結果になってしまった。

が、それ専用のデッキを作ればそこそこ戦える可能性はあるはずである。攻撃力に関してはゴブリン突撃隊並みだ(うまくいけば)。

今回の考察はココまで。次回はそのほかのカード(特に魔法･罠)に焦点を当ててみることにする。