第3話

(´A`)「わかればいいんだ・・・。
      いいか?現実のOCGでの★4での最高攻撃力は2400だ、わかるな?」

そういってドクオはブーンに三枚のカードを見せた。

《魔導アーマーエグゼ》
《レアメタル・ドラゴン》
《超電動虫》

( ^ω^)「うはwwwwwwwwwwテラツヨスwwwwwwwwww
     生贄二体で2400のレッドアイズがかすんで見えるおwwwwwwwww」

(´A`)「まぁレッドアイズと比べるのはどうかと思うが・・・まぁいい。
      さて、レベル4で2400の強さを誇るカードだが
     これらのカードは実践ではあまり見かけない。どうしてだかわかるか?」

( ^ω^)「そんなの簡単だお!強すぎてレアリティが高すぎるんだお。
       どっかの御曹司でもないと変えないんだおwww」


(´A`)「・・・そうじゃない。これらのカードには大きな代償がついてるんだ」

( ^ω^)「代償?」

(´A`)「つまりコストだな。
     エグゼは魔力カウンター喰わせないと存在すらできない。
 ドラゴンは通常召喚ができないし虫は攻撃すると相手に一枚ドローさせてしまう」

( ^ω^)「なら超電動虫はかなり強いようだお」

(´A`)「そう思うだろ?普通の初心者ならそう思っても当然だ。
      このことは後から詳しく話すがな。」

( ^ω^)「今から頼むお」

(´A`)「・・・いいか?MTGやDMと違って
      このゲームにはマナの概念がない。つまり?」

( ^ω^)「カードを乱発できるお」



(´A`)「そういう考えもある。だがここでは基本に戻って考えよう」

( ^ω^)「?」

(´A`)「マナがない、ということはつまり
      MTGやDMのようなマナへのカード出費がないんだ」

( ^ω^)「それで?」

(´A`)「調べればわかることだが遊戯王はドローに関するカードが異様に少ない。      あってもそれはほぼこちらが損をするようなカードばかりだ。
      その点マナを採用しているカードゲームはこの規制が以外に緩い」

( ^ω^)「マナの出費を補うってことかお?」

(´A`)「そう。しかしマナの概念がない遊戯王はその出費がない。
     つまりカードを乱発するのも溜め込むのもプレイヤー次第って訳だ」




( ^ω^)「マナがあるとマナを溜めないと身動きできないし、
       考えてみれば当然だお」

(´A`)「その通りだ。だから遊戯王ではカード一枚の重みが非常に重い」

( ^ω^)「なるほど」

(´A`)「そこで2400の攻撃と一枚のドロー、お前ならどっちを取る?」

( ^ω^)「でも僕は攻撃に魅力を感じるお・・・」

(´A`)「それも仕方がないことか・・・。
      真剣にプレイしてけばおのずと感じてくるからな」

続く